手芸古書と雑貨の店 folkloraの日誌

東京、西調布にある手芸古書と雑貨のお店、folkloraのブログ。ときどき展示やワークショップも行います。

『ハーダンガー刺繍のお花ブローチ』キットの織り糸かがり方手順

こちらはfolkloraオリジナルキット『ハーダンガー刺繍のお花ブローチ』をご購入いただいた方へ向けての記事です。

 

folkloraオリジナルキット『ハーダンガーのお花ブローチ』については下記のブログ記事よりご覧ください。

https://folklora.hateblo.jp/entry/2020/09/26/153742

 

 

ご購入はこちらから。

https://folklora.thebase.in/items/34229135

 

 

織り糸をカットして抜くところから、残った織り糸をかがるところまでの手順を解説します。キットの作り方説明書も見ながら進めてくださいね。

 

 

f:id:folklora:20200907113316j:plain

カット前のステッチが終わったところです。

織り糸をカットしていきます。カットする部分はキット図案の×印の織り糸です。その他の織り糸をカットしてしまわないようにご注意ください。

 

f:id:folklora:20200907114515j:plain

刺繍した糸と糸の間の織り糸を一本ずつ持ち上げて切って下さい。

 

f:id:folklora:20200907113637j:plain

カットが終わったら抜いていきます。織り糸が太いので、少しでも切り残しがあると全部抜けてしまうので、確認しながら抜いて下さい。

 

f:id:folklora:20200907113703j:plain

織り糸を抜いている途中の状態です。針先か毛抜きを使うと抜きやすいです。

 

f:id:folklora:20200907113725j:plain

カットした織り糸が全部抜けました。縦横中心に4本ずつ糸が残ります。

 

f:id:folklora:20200907113756j:plain

布を裏にして糸始末をしてから表にし、かがっていきます。糸端は裏のサテンステッチに隠れるくらいまで持ってきます。糸始末の方法はキットの作り方説明書に掲載しているイラストをご参照ください。

(糸始末がやりやすいように布を上下逆転させています。)

 

f:id:folklora:20200907113912j:plain

下側の織り糸4本の真ん中に針を出します。

 

f:id:folklora:20200907113928j:plain

外側から中心に向かって2本の糸を巻いていきます。半分まで巻いたら、対角線上の織り糸4本の間に針を出します。今回は中心に近いところに出してきます。下側の織り糸4本の真ん中に針を出します。

 

f:id:folklora:20200907114000j:plain

中心から外側に向かって対角線にある織り糸を交互にかがっていきます。必ず四角い何もない部分に針を入れて反対側に出してきます。

 

f:id:folklora:20200907114019j:plain

織り糸の半分くらいまでかがったら、残りの部分の織り糸2本を巻いていきます。

 

f:id:folklora:20200907114106j:plain

巻き終わったら、次の織り糸をかがっていきます。これを残り3カ所も同様に続けます。

 

f:id:folklora:20200907114135j:plain

4カ所全て終わりました。これがマルティーズ・クロスです。

 

 

f:id:folklora:20200907114151j:plain

布を裏にして糸始末をします。同じ場所で糸始末をすると厚みが出るので、糸始末する糸が重ならないよう横に並ぶようにすると良いでしょう。

 

f:id:folklora:20200907114219j:plain

これで全ての刺繍が終わりました。

 

最後のブローチへの仕立て方は、キットに封入されている作り方説明書をご覧ください。

 

素敵なブローチが出来上がりますように!

 

 

folklora (フォルクローラ)
〒182-0035
東京都調布市上石原1-27-34-1
https://folklora.wixsite.com/main
手芸本お買い取りいたします。